高麗製鋼、中核的ガバナンス指標15項目中11項目未準拠...32年連続配当にもかかわらず、株主権利保護と予測可能性の改善が必要


  • 高麗製鋼の2025年コーポレートガバナンス報告書では、15の核となる指標のうち11項目が未準拠であり、ガバナンス改善が急務であることが示された。
  • 主要株主の所有割合は67.79%と高く、少数株主は23.79%しか保有しておらず、少数株主の権利行使が制限されている。
  • 32年連続の現金配当(2025年:1株当たり350ウォン、利回り1.69%)を実施しているが、事前に開示された配当方針がなく、配当確定が遅いため予測可能性が低い。
  • 個別ベースの配当性向は73.12%、連結ベースは98.27%と配当負担が大きい。
  • 2025年の株主総会で、少数株主が提案した増配(1株当たり900ウォン)と自社株買い・消却の議案は否決され、IR強化のみ可決された。
  • 株主総会の招集通知は4週間前ではなく2週間前に発送され、電子投票もなく、株主の議決権行使が妨げられている。
  • 監査委員会は全員独立取締役で構成され独立性は確保されているが、独立取締役の評価制度や報酬の開示が不十分である。
  • [AI総合分析]高麗製鋼は安定した配当と財務の健全性を維持しているが、複数のガバナンス未準拠と株主還元政策の予測可能性の欠如は、中長期的な株主価値にマイナスのリスクをもたらす。今後、自社株消却などの少数株主に配慮した政策がなければ、株価のディスカウント要因となる可能性が高い。

KOSPI開示情報


  • 開示: コーポレートガバナンス報告書開示
  • 会社: 高麗製鋼 (002240)
  • 提出: 高麗製鋼
  • 受付: 2026-05-29
  • 韓国取引所有価証券市場本部所管